宝石(ダイヤモンド)の高額査定ポイント
宝石の王様、ダイヤモンド。
ダイアモンドではなくダイ「ヤ」と呼称するのは店主と店主妻がが以前勤務していた田崎真珠(現 TASAKI)のこだわりです。
ダイアモンドでも、ダイヤモンドでも、どちらも正しい呼称です。
こだわりといえば、当店はダイヤモンドの査定の相場観、高価買取にこだわっています。
当店ではGIA(米国宝石学会)のグレーディング基準でダイヤモンドを評価しています。
60倍宝石用顕微鏡をはじめ、各種検査機器を使用しますが最後は結局人の「目」です。
この目が一番の商売道具です。当たり前ですが、お金と時間をかけて、鑑定力をアップデートしています。
当店ではいかにもテレビ的な「交渉で査定額がアップする」ことはありませんが、地域一番の高値査定を常に心がけております。
4C、評価のベースです
「ダイヤモンドの4Cグレーディング」
この評価の基準は、GIA(米国宝石学会)が開発しました。
現在のダイヤモンドの品質評価のベースになっています。きわめて厳密に規定、構築された現在の世界基準です。
鑑定書に書いてある数値などです。分かりやすいように等級付けされています。
果物の「糖度」みたいなものです。言うまでもなく、高い、安いの話になると希少性の有無(大きくてグレードが高い)ですが、
実際に身に着けて楽しむ宝石としては、この4Cのバランスが取れているものが、美しいとされています。
特に重要なのは何ですか?とご質問頂くことも多いのですが、本当にすべてが重要です。
お求めいただく際は、好みですが、現実問題としては、より大きい=重い(カラット数が大きいもの)セレクトが無難です。
- 重さ/Carat(カラット)
- 研磨/Cut(カット)
- 色/Color(カラー)
- 透明度/Clarity(クラリティ)
この4つの基準の頭文字を取って「4C」に、シェイプ(形状)と蛍光性が評価の基準のベースになります。
ひとつひとつ、ご紹介します。ざっくりと申し上げると、等級付けされているということです。
お店で「ダイヤの~」と店主に話を振ると、スイッチが入って熱く語り出します。長くなるのでご注意下さい。
手前味噌ですがこの下欄の表はよく出来ていると思います。どうぞご利用ください。
ダイヤモンドの査定ポイント詳細
重さ/(Carat)
4Cの中でも一番有名でしょう。ダイヤモンドの重量です。
有名人のエンゲージリングなど、時々凄いものがありますよね。
1カラット=0.2グラム。大きい(重い方が)希少性があります。
また、ダイヤモンドのカラット評価は、
いわゆるキリが良いかどうかも重要です。
例えば、0.99カラットって微妙な印象ですよね。
0.99カラットと1.00カラット。こんな仕事をしている店主も、
正直なところ見た目では分かりませんが、評価は1.00カラットの方が相当高くなります。
研磨/(Cut)
4Cの中で唯一人の手に委ねられるのがカット。
最上グレードはご存知エクセレントカット。
絶妙なネーミングですね。
皆さんよくご存知の丸いダイヤ、ラウンドブリリアントカットは、原石ベースで見て非常に美しく輝くように、科学的に計算されたカットです。
グレードの良し悪しは、職人の技術にかかっています。いくら素材(大きくて透明度が高い)が良くても、料理人(カッター)の腕がないと美味しくならない(輝かない)です。
色/(Color)
カラーグレードは(無色)が最上とされています。
順にE、F、G、H、I。。。と
徐々に黄味がかってくるのが一般的です。
GIAにおいて、カラーは4Cの中でも、特に厳密な基準で評価されています。
結構甘い鑑定をするところもあります。良くありませんよね。
枠が付いた(指輪など)ダイヤモンドで、
DカラーとEカラーを見極めるのは非常に困難です。
言い換えれば、「見た目ではなかなか分からない」ですね。
天然カラーダイヤモンド(ピンク、ブルーなど)の価値はヴィヴィッド(鮮やか)かどうかで決まります。なかには非常に高価なものもあります。
透明度/(Clarity)
天然ダイヤモンドは、地球が長い時間をかけて作りだした
自然の鉱物です。そのため、ほぼ全てのダイヤの表面、内部には内包物などのクラリティ特徴が存在します。
内包物が多いダイヤは光を反射しなくなります。暗く見えたり、やや濁って見えたりすることもあります。
この特徴の程度によって等級付けられています。
トップグレードはFL(フローレス)。表面、内部ともにマイナスポイントのない極めて希少なダイヤです。
Shape/(形状)とFluorescence/(蛍光性)
研磨されたダイヤモンドには、一般的なラウンドブリリアントカット以外にも、ファンシーシェイプと呼ばれるハート、ペア(涙型)など、さまざまな形状があります。
実際の相場はラウンドブリリアントカットに比べてお安くなりますが、逆に考えれば、ファンシーシェイプお買い得です。
ダイヤモンドの中には、紫外線に対して蛍光反応を示すものがあります。色もさまざまです。神秘的ですね。
ただし、非常に強い蛍光を示すダイヤは、太陽光にも反応してしまうため、ダイヤ本来の輝きが消えてしまうような石もあります。この場合は残念ながら相場は下がります。